東洋医学の身体の構成
前回からの続きです。
東洋医学では「気」という考えを中心に考えていると今まで言ってきました。
身体も「気」で構成されていますが、今日は少し具体的に話していきます。
身体のあらゆる機能というのは五臓が取り仕切っていて、その五臓の「気」によって人は生きているとされているのです。
五臓とは、肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓のことを言います。
(西洋医学的な臓器とは違うもので、形も機能も違います。)
各臓器に機能が備わっていて、その備わってている機能を「気」で働かしているのです。
なかなか捉え方が違いすぎて拒否反応出るかもしれません。
余談ですが、執行草舟さんという方の「生命の理念」という本をよんでいるのですが、そのなかで「東洋医学の人体の捉え方は生命的である」とおっしゃってて、東洋医学の専門家ではないのに端的だけど的確な説明に衝撃を受けました。
聡明な方は物の捉え方が的を射ていますね。
西洋医学だと、人体の構成は物質で表わし、細分化してより細かく見ていきます。
東西問わず医学の目的は「人を助ける」ことにありますが、そもそもその人の捉え方が違うので、その治療の考え方が違うと思って頂ければ幸いです。